特定有害物質と毒性及び健康障害について
特定有害物質 | 土壌溶出量基準 (mg/l) 《汚染地下水等の摂取》 |
土壌含有量基準 (mg/kg) 《汚染土壌の直接摂取》 |
毒性及び健康障害 | |
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第一種特定有害物質 | 四塩化炭素 | 0.002以下 | 径口、径皮、吸入:皮膚、循環器系・呼吸器系・血液・目・臓器に影響 | |
1,2-ジクロロエタン | 0.004以下 | 麻酔剤のような作用を示し、肝臓・腎臓・循環器系に損傷を与える | ||
1,1-ジクロロエチレン | 0.02以下 | 4000ppm以上の吸入:即発性の神経衰弱・意識喪失 | ||
シス-1,2-ジクロロエチレン | 0.04以下 | 高濃度の吸入:麻酔作用・肝機能障害 | ||
1,3-ジクロロプロペン | 0.002以下 | 50%致死量(ラット径口):140mg/kg | ||
ジクロロエタン | 0.02以下 | 20000ppm・30分の吸入:強い麻酔作用 軽度の暴露:吐き気・知覚障害・昏睡等 |
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テトラクロロエチレン | 0.01以下 | 急性高濃度暴露:不快感・めまい・意識喪失・脱力感・記憶力低下等 | ||
1,1,1-トリクロロエタン | 1.00以下 | 50%致死量(ラット径口):10300mg/kg | ||
1,1,2-トリクロロエタン | 0.006以下 | マウス強制径口投与:肝細胞ガン・副腎褐色芽細胞腫が発生 | ||
トリクロロエチレン | 0.03以下 | 15~25ml:嘔吐・腹痛・一時的意識不明 50~100ppm以上暴露:関節異常感・不安感増大 |
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ベンゼン | 0.01以下 | 高濃度暴露:頭痛・悪心・痙攣後、昏睡死亡 | ||
第一種特定有害物質 | カドミウム及びその化合物 | Cd:0.01以下 | Cd:150以下 | 径口摂取中毒量 15mmg:悪心・嘔吐 |
六価クロム化合物 | Cr6+:0.05以下 | Cr6+:250以下 | 大量摂取:嘔吐・下痢・痙攣・昏睡等をおこして死亡 | |
シアン化合物 | CN:検出されないこと | CN:50以下 | 致死量 HCN:50~60mg KCN:150~300mg 中毒症状:めまい・頭痛・意識喪失・痙攣 |
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水銀及びその化合物 | Hg:0.0005以下 | Hg:15以下 | 発癌性が高く、金属の場合、10mg/m3の空気中水銀濃度で、歯茎の炎症・口内炎・嘔吐・腹痛・下痢・神経障害 | |
(アルキル水銀) | 検出されないこと | |||
セレン及びその化合物 | Se:0.01以下 | Se:150以下 | セレン化水素の場合:常温気体1ppm濃度で、悪心・めまい・倦怠感 | |
鉛及びその化合物 | Pb:0.01以下 | Pb:150以下 | 径口致死量 10mg程度:嘔吐・下痢・血圧低下・乏尿・昏睡 | |
砒素及びその化合物 | As:0.01以下 | As:150以下 | 70~200mg摂取:嘔吐・下痢・脱力感・筋肉痙攣・心室性不整脈・皮膚のびらん等が現れ、昏睡後死亡 | |
フッ素及びその化合物 | F:0.8以下 | F:4000以下 | 100mg以上:腹部激痛・嘔吐・悪心 2500mg以上:中毒死 |
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ホウ素及びその化合物 | B:1以下 | B:4000以下 | ホウ酸中毒:1~3g 径口致死量:15~20gで悪心・嘔吐・腹痛等 | |
第一種特定有害物質 | シマジン | 0.003以下 | 50%致死量(ラット径口):971mg/kg | |
チウラム | 0.006以下 | 50%致死量(ラット径口):560mg/kg | ||
チオベンカルブ | 0.2以下 | 50%致死量(ラット径口):920mg/kg | ||
PCB | 検出されないこと | 発癌性・肝毒性・免疫毒性・生殖毒性 | ||
有機リン化合物 | 検出されないこと | しびれ・協調不能・頭痛・めまい・震え・吐き気・発汗・視覚不良・ 呼吸困難・呼吸抑制・心拍異常・意識喪失や失禁・痙攣後、死亡 |